0001風吹けば名無し
2022/07/09(土) 09:34:33.29ID:XZaKnmi2rhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e432b6962d9abf78d3118fb0b70ec1c166c38879
3月に岸田政権が水際対策を緩和し始めて以降、ベトナム人の入国ラッシュが起きた。入国者は3月に1万人、4月に3万人、5月は4万人を突破した。国籍別ではぶっちぎりのトップで、3カ月間で来日した外国人の2割に達したほどだ。
入国したベトナム人の多くは実習生と留学生である。入管庁の4月分資料によると、実習生の1万8399人と留学生の5690人を合わせると、ベトナム人入国者の8割に上る。
そんな中、気になるデータがある。ベトナムからの入国者について、空港検疫でコロナ感染が判明するケースが相次いでいたのだ。厚労省が公表したデータを集計してみると、たとえば4月1日に報告された検疫での感染者114人のうち56人、翌2日分では122人中56人がそれである。4月第1週では、感染者の半数近くを占めている。
厚労省のデータは感染者の国籍について明らかにしていない。だが、この頃、ベトナムからの到着便の乗客は、大半が実習生と留学生を中心とするベトナム人だった。
ベトナム人も他の入国者と同様、出発前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明書を携えていたはずだ。それなのに、検疫で感染が判明するベトナム人の多さが際立つ。なぜなのか。
「実際に検査を受けず、証明書を“買って”入国したベトナム人もたくさんいたはず。ベトナムでは、お金さえ払えば、どんな書類だって捏造できますからね」
そう話すのは、一時帰国していたベトナムから3月に日本へ戻ったグエンさん（29）だ。彼女は日本へ戻る直前、ベトナム人の夫と共に検査を受けた。
■陰性証明も捏造か
「費用は、日本語の証明書込みで1人2500円ほど。実習生や留学生にとっては安くはない。送り出し業者が、まとめて証明書を捏造し、持たせているのかもしれません」
日本が外国人の新規入国を止めていた間、送り出し業者のビジネスも停止状態に陥った。業者としては1人でも多くの人材を日本へ送り込み、早急にツケを取り戻したい。だから出発前にコロナ感染が判明しては困るのだ。グエンさんが続ける。
「一刻も早く日本へ行きたいのは、実習生や留学生も同じ。検疫で感染がわかっても、ベトナムへ送り返されるわけでもない。そこで捏造してでも書類をそろえ、入国しようとしたのでしょう」
ベトナムの業者による書類捏造は、コロナの陰性証明書に限ったことではない。実習生や留学生がビザ申請時に提出する書類でも、当たり前のように横行しているのだ。
一方、日本の産業界や学校業界も、ベトナム人の実習生や留学生の入国を待ち望んでいた。空港で感染が判明しようと、待機先となるホテルは政府が税金で確保している。つまり、ベトナムと日本の双方の利害が一致し、ベトナム人の入国時に感染者が続出することも想定内で、水際対策は緩和されたわけだ。
