「殺しに行く」 救急車呼ばなかった小学校教頭脅迫容疑 36歳逮捕

名古屋市の小学校教頭を脅したとして、愛知県警昭和署は7日、岐阜県大垣市福田町、自称派遣社員、小林大介容疑者(36)を脅迫の疑いで逮捕した。
この小学校は児童が大けがをしたにもかかわらず救急車を呼ばなかったことが問題視されており、同署で事件との関連を調べている。

逮捕容疑は7日午前8時40分ごろ、名古屋市昭和区の小学校に電話し、対応した男性教頭(46)に「殺しに行くぞ、10時半に行くからな」などと言って脅迫したとしている。「殺しに行くとは言っていない」と容疑を否認しているという。

同署によると、小学校周辺を警戒していた署員が小林容疑者を発見した。

この小学校では5日午後、教室で友達をおんぶして遊んでいた5年生の男子児童が転倒し顔を強打。児童は嘔吐(おうと)するなどしたが、学校は119番通報せず、迎えに来た母親が通報した。
児童は顔の骨を折っており、病院で手術を受け、現在も入院しているという。市教育委員会は7日に記者会見し「学校の判断は誤っていた」と陳謝した。

https://mainichi.jp/articles/20220707/k00/00m/040/362000c