0001風吹けば名無し
2022/07/07(木) 16:58:59.17ID:QVoFpZ1id07076月30日に東京地裁へ自己破産を申請、7月1日に同地裁より開始決定を受けた。
破産管財人は太田大三弁護士（東京都千代田区丸の内2-2-1、丸の内総合法律事務所、電話03-3212-2541）。
当社は、2016年（平成28年）5月に設立した新電力会社。
高圧受電施設向けを中心に、コスト削減につながる提案や電力供給を行っていた。
主に日本卸電力取引所から電力を仕入れ、中小企業のほか、店舗やゴルフ場、学校に対して電力を販売。
このほか、低圧受電施設向けは寺院向けの販売が中心となっていた。
千葉の管理センターで需給管理を行い、仕入れ、販売、
需給管理まで大半を自社内で行っていた。関東一円や静岡県を主な商圏とし、新規顧客開拓が堅調であった2019年3月期の年売上高は約20億1900万円を計上していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、需要先の工場などの稼働が低下し、売り上げが低迷。
2020年冬以降は電力市場価格の高騰が続き、新規契約の獲得を抑制していた。
加えて、価格高騰の影響からインバランス料金約5億5000万円の支払いを余儀なくされ、2021年3月期の年売上高は約14億6000万円となり、営業段階から3億円を超える赤字を計上、債務超過に転落していた。
翌2021年冬以降も電力価格が高騰し、逆ざや状態が続いていたなか、2022年2月末からのロシアのウクライナ侵攻、3月の宮城・福島県での地震発生による火力発電所の停止などによって電力不足に陥り、電力価格が高止まりしていた。
ここに来て、資金繰りのメドが立たなくなり、5月31日に事業停止および契約解除の旨をホームページ上で公表していた。
負債は債権者約73名に対し、約6億5000万円。
なお、新電力会社の倒産は2022年に入り5社目となる。
