二人の書簡は共に「政府の資質」に疑問を呈していますが、直接の引き金と見られるのはピンチャー院内幹事長代理のスキャンダルです。

ピンチャー氏は先週、ロンドン中心部の会員制社交クラブで酒に酔い、男性2人の体を触ったことが明らかになり辞任しました。

ピンチャー氏については過去にも同様の行為があったことが指摘され、ジョンソン首相の任命責任が問われる事態になりましたが、首相官邸の報道官は「首相はピンチャー氏の振る舞いについて認識していなかった」と説明していました。

ところがその後、ピンチャー氏が外務政務官だった2019年に苦情が寄せられた際にはジョンソン首相も報告を受けていたことが明らかになり、5日、ジョンソン首相は謝罪に追い込まれました。

イギリス ジョンソン首相
「(彼を要職にあてたのは)ミスだったと思うし、謝罪します。後知恵ですが、間違っていました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/eac1e61d57d87f25b8a2f71c1dfbac40e6739560