「パナソニック」若者の5割知らず ブランド戦略を聞く

パナソニックホールディングス(HD)がブランドの立て直しを急いでいる。米インターブランドの調査によると、2016年に世界68位だったブランド力は21年に88位まで低下した。

――ブランド認知が低下しています。

「ここ数年で若年層の認知が大きく下がった。今の20代で調べると『パナソニックというブランドを知っている』と答えるのは5割強。14年ごろに広告出稿を減らしたことも大きいが、若い世代に訴求できる製品がないのも要因だ。昔はテレビやラジカセが強かったが、今はスマートフォンなど身近な製品をやっていない。若年層は将来の顧客や採用対象になりうるので、今のままでは将来が大変なことになる」
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