環境活動家の殺人、昨年は227人が犠牲 過去最多に=国際NGO報告

環境や土地関連の権利保護に取り組む中で殺害された活動家が昨年、過去最多だったとする報告書を、活動組織が公表した。

国際NGOグローバル・ウィットネスの報告書によると、昨年1年間で227人の活動家が殺害された。2年連続で最多を更新したという。

3分の1近くは、森林伐採、鉱山の採掘、大規模な農業関連ビジネス、水力発電用ダム、その他のインフラなど、資源利用に絡んだ殺人だったとされる。

報告書は犠牲者を「環境の守り手」と呼び、森林や水源、海洋など、保護が必要な天然資源を守ったことで殺されたとした。

パリ協定が合意された2015年以降、毎週平均で4人の活動家が殺害されているという。

報告書は、ジャーナリストや市民の自由に対する制限が強まってることを考えると、この「衝撃的な人数」は、現実にはもっと多い可能性が高いとしている。

https://www.bbc.com/japanese/58541771