0001風吹けば名無し
2022/06/15(水) 12:27:11.49ID:CH0bUMRHrhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e31875301c188af5b61421abadfbfd78284e9e03
6月10日から訪日外国人観光客の受け入れ手続きが再開された。
2年前までオーバーツーリズムによる観光公害が問題になっていた古都・京都からはコロナ禍の渡航規制で外国人の姿が消えたものの、その一方で2020年以降もホテルの開業ラッシュは続いている。
インバウンド解禁のニュースを京都人はさぞ憂鬱な気分で受け止めているだろうと思いきや、「千年の都」の余裕か、頭を抱えているわけでもなさそうだ。
京都在住、龍谷大学講師で観光社会学が専門の中井治郎さんはこう話す。
「市民がふだん利用している飲食店がコロナ禍でどんどん閉店していくのを見て、京都の人も、自分たちの生活が観光に支えられていたことを改めて実感したと思います。
京都ではごみのポイ捨てが外国人観光客のせいにされてきましたが、街から外国人の姿が消えてもポイ捨てはなくなっていません。実は外国人観光客だけが悪いわけではなかったのかと、そんな気づきもありました。
オーバーツーリズムというのは結局、市民感情によって問題化するか問題化しないか分かれるんです。コロナ禍の2年間が『観光のおかげ』と『観光のせい』を見直す機会になったことで、観光に対する市民感情がだいぶ緩和されたように感じます」
プライドが高いと言われる京都人も、コロナ禍を契機に、観光がもたらす恩恵を再認識せざるを得なかったということか。