0001風吹けば名無し
2022/06/09(木) 06:32:12.93ID:LkS5Oped0才能アリです
季語は冬の季語「つけび」ですね。野焼きのことを「付け火」と言うんですが冬の光景です。
寒空の下で野焼きしていることから農家なのかな?と想像できますね。
その光景を見て喜んでいる人々を指し「田舎者」としていることから、少し毒のある作者が一歩引いていることが伺えます。
田舎の農村のよくある光景をあえてわざわざ「田舎者」と詠んだところに作者の心情が詩的に溢れてきますね。
また、「火のないところに煙は立たぬ」という慣用句がありますが、
これは火のないところに火をつけて煙を立たせようとしている描写、つまり根も葉もない噂を流して作者を迫害して喜ぶ悪い集落の姿と、
前述した野焼きという農業の営みが当然のように行われたことに対する喜びの姿を重ねた句だと考えられます。
特待生昇格です
https://i.imgur.com/M41YXIg.jpg