殺人未遂の疑いで逮捕されたのは東京・あきる野市の自称、無職・吉岡一哉容疑者(38)で、7日午後6時半前、自宅アパートで弟とみられる男性の背中を刃渡りおよそ20センチの包丁で2か所切りつけ、殺害しようとした疑いがもたれています。

警視庁によりますと、吉岡容疑者は犯行の直後にみずから「人を刺した」と通報していて、駆けつけた警察官がアパートで倒れている男性をみつけ、病院に運びましたが、男性はその後、死亡しました。

吉岡容疑者は74歳の母親と37歳の弟との3人暮らしで、取り調べに対し「弟が寝たきりの母に毎日のように暴言をはき、カッとなって刺した」と容疑を認めているということです。警視庁は死亡した男性の身元の確認を進めるとともに、容疑を殺人に切り替え事件の経緯などを捜査する方針です。