2年前、大阪・ミナミのグリコの看板下、通称”グリ下”でたむろしていた当時10代の家出少女が、そこで知り合った20 代の男女に監禁され、性産業に従事させられていたことがテレビ大阪の取材でわかりました。

グリ下の子どもたちをめぐっては、トラブルや事件に巻き込まれるおそれがあるとして、警察も見回りなどを強化しています。

被害にあったのは、家出して”グリ下”に集まっていた、当時19歳の未成年だった大阪府在住の女性です。

女性の弁護士によりますと、女性はおととし”グリ下”界隈でたむろしていたところ、20代の男女の2人組に声をかけられ交流するようになりました。しかしその後、2人組に連れて行かれたバーで法外な値段の飲食費を請求され、「支払いを終えるまで解放しない」として、2人組が住むマンションの一室に住まわされました。

そこで携帯電話を取り上げられ、自由に外出ができないよう監視された、事実上の監禁状態となり、およそ半年間にわたり、性産業に従事させられたということです。

その後、女性が一時、外出を許された際に付近の店舗に助けを求め、相談を受けた弁護士が警察の協力を得て、その日のうちに部屋に乗り込み、2人組の関係者が「お前殺すぞ」などと、その弁護士を脅した脅迫の疑いでその場で逮捕されました。

女性は解放され、被害については示談となったということです。
助けた弁護士は…。

https://news.yahoo.co.jp/articles/71f80f4a65491c29782b0812eb7f6e9682501b8b