「AV出演は性的搾取」気付くまでに何年もかかった。“生きるため”に契約する女性たち、新法案で被害救済できるのか

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 関東地方に住む舞子さん(仮名)は10年前、AV女優を募集する事務所で面接を受けた。

 それまで教育関連会社を経営していたが、従業員を同業者に引き抜かれ、業績が悪化。家賃の支払いも厳しくなっていた。追い詰められて高収入の仕事を探し、悩んだ末にインターネットの検索ページに「AV」と打ち込んだ。

 すると着飾ったり、タレント活動をしたりする女優たちが目に飛び込んできた。「きらきらした世界」と感じた。

 面接に行ったその日に採用が決定。宣伝用の写真を撮影するため全裸になった。「100万円支払う」と言われ、「これで家賃が払える」とほっとした。