担任「困るんだ、俺くん」スッ

普段は生徒の機嫌を伺っているだけの担任が、
見せたことの無い苛立ちを顔に浮かべゆっくりと眼鏡を外す。

俺「―――ッ!?」

とっさに距離を取る――踏み込みの間合いを畏れよと本能が告げる。

担任「困るといったんだよ、俺くん」

汗が吹き出す。
瞬間――――