0001風吹けば名無し
2022/05/31(火) 21:33:55.09ID:EyS4BcfR0覚せい剤およそ587キログラム(末端価格およそ350億円)を熊本県で密輸しようとしたとして、覚せい剤取締法違反の罪と関税法違反の罪に問われた元少年(22)に対し、福岡地方裁判所は懲役20年などの有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、元少年は複数人と共謀の上、2019年、東シナ海の海上で、船籍が不明の船に積まれていた覚せい剤およそ587キログラムなどを自分が乗っていた船に積み替えました。
その4日後、熊本県天草市で覚せい剤を陸揚げしようとしましたが、海上保安官に発見されました。
元少年はこれまでの裁判で「積み荷が覚せい剤という認識はなかった」などとして無罪を主張していました。
きょう開かれた裁判員裁判の判決公判で、福岡地裁の冨田敦史裁判長は、連絡用のアプリをインストールさせられ会ったことがない人物から指示を受けていたことや、台湾人乗組員など素性のわからない人物が多数関与している不審な状況などを踏まえれば「違法薬物を輸入することになるかもしれないと認識があったと推認できる」と指摘しました。
一方で、「当時19歳の少年が社会経験の乏しさや判断能力の未熟さにつけ込まれて、共犯者らに利用された面があったとみるべき」などとして、懲役20年と罰金200万円の判決を言い渡しました。
(求刑無期懲役及び罰金300万円)