試合のレポートは明日朝にアップするが、昨日、今日と千葉でロッテー阪神戦を見た。
連戦を見るときは、三塁側ー一塁側で見るようにしている。
昨日は阪神側で見たのだが、糸井嘉男のユニフォームに、
こういうワッペンを張って肩をそびやかせているやんちゃが何人もいた。

 輝く栄冠
 突き進めこの道
 鋭い眼差し
 猛虎の魂
 力の限り戦え糸井

この手の文章は、どこの球団でも大したコピーではない。
応援で歌うのだから何でもええのかもしれないが、私は「ケッ」と思ってしまった。
国語の先生なら「糸井選手を応援する詩を作りましょう」とお題を出して、この詩が出てきたら5段階評価なら「2」をつけただろう。
「書かないよりまし」な程度である。先生口調で言うなら

「この詩には、糸井選手でなければ言えないような内容が、何一つ書かれていませんね」
ということになる。「糸井」を「佐藤輝」にしても「近本」にしても何ら違和感がない。
糸井嘉男らしさは「何もない」言葉が羅列してある。
なかでも「猛虎の魂」に至っては「おかしい」と言ってもよい。
糸井は2007年に日本ハムに入団し、2013年に電撃トレードで大引啓次らと入れ替わりでオリックスに入り、2017年にFAで阪神に入団した。
「ハムの魂」はあっても、新参の糸井に「猛虎の魂」はおかしいだろう。