“加害者”6割以上「盛り上がる」“被害者”側は7割が「不愉快」

日本パブリックリレーションズ研究所が実施した薄毛いじりによる「『髪(薄毛)ハラスメント(髪ハラ)』に関する全国2万人アンケート」の調査結果をみていこう。いじる側の加害者と、いじられる側の被害者双方の意識の乖離が顕著に表れている。

まず、薄毛に悩む人の約4割が、いわゆる「ネタ」にされる、からかわれる等といった被害を受けた経験を持っており、その7割が「不快な気分になる」と回答した。しかし、「不快な気分になる」と回答した人の4割強が、その気持ちを伝えずに「不快感を隠す」対応をしていることがわかった。

また、薄毛に悩んでいない人の約3割が、薄毛の人に対して冷やかしたりする等の「髪ハラ」をした経験を持っているが、その6割以上は自身の行為に、「場の雰囲気がなごむ・盛り上がる」と回答。

また、直接、薄毛の当事者をいじるのではなく、本人がいないところでネタにしたり、その話題で一緒にもろ上がったりしたことがある人の半数近くが「罪悪感を抱かない」と回答している。陰口による陰湿な髪ハラと言えなくもない行為についても、罪悪感が乏しい現状が浮き彫りになった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b838bbb4050d8fdca8064816d45e50a01148f69e