滋賀県警大津署は19日、滋賀医科大学・医学部6年生の長田知大容疑者(24)と同6年生の片倉健吾容疑者(24)が、別の大学の女子大生(21)に強制性交をした疑いで逮捕した。

長田容疑者は広島市出身。父親は心療内科・精神科の医師で、勤務医を経て、10年ほど前に開業している。市内中心部にある医院を訪ねると、父親が憔悴しきった顔で現れてこう答えた。

「本当に申し訳ありません。取材で追いかけられるような事態になると察していました。しかし、今は困惑しているので、何もお話できません」

涙を浮かべ、そう懇願した。

一方、片倉容疑者は大学近くのマンションで独り暮らし。実家はそこから電車で1時間ほど離れた京都市にある。

「お父さまは確か循環器系の勤務医。お母さまもやはり勤務医で、麻酔医。両親とも医者だから、生粋のエリート」

そう話すのは、実家の近隣住民だ。容疑者は幼少期から真面目で、大人しい子だった。