静岡県教育委員会は、児童が座っている椅子の背もたれを蹴る体罰をしたとして、県西部の市立小学校の男性教諭(27)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は26日付。

県教委によると、男性教諭は2021年12月16日の休み時間中、当時勤務していた静岡県磐田市立福田小の教室で、担任する児童同士のトラブルを指導する際、1人の児童が座っている椅子の背もたれを蹴った。児童は椅子ごと前に押し出され、むちうちを負った。

同日、帰宅した児童から相談を受けた母親が学校に連絡し、発覚した。男性教諭は地検浜松支部に傷害容疑で書類送検され、3月に不起訴処分となった。

県教委の聞き取りに対し「児童にけがをさせ、保護者にも不安な思いをさせ、申し訳ない」と話しているという。池上重弘教育長は「県民の信頼を失わせるものであり、社会的責任は大きく、深くおわびする」とコメントした。

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