航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)内に建設中の施設を巡る官製談合事件で、愛知県警に十日逮捕された防衛省OBで建設会社「アイサワ工業」顧問村上泉容疑者(65)が「会社の役に立ちたかった」と供述していることが関係者への取材で分かった。
 アイサワ工業の顧問弁護士などによると、村上容疑者は二〇一八年に防衛省を退職。一九年四月にアイサワ工業に再就職したが、家庭の事情で早期退職を希望していた。
 関係者によると、村上容疑者は県警の調べに「他の社員より会社の役に立てていない。(退職前に)役に立ちたかった」と話しているという。
 また顧問弁護士によると、村上容疑者は十数年ぶりとなる防衛省出身の社員だった。県警もこうした経緯を把握しており、アイサワ工業が防衛省とのパイプを築くために雇った可能性があるとみている。
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アイサワ工業を指名停止8カ月 岡山県 空自官製談合容疑事件受け
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