>ラモス容疑者の背景を調べると、いじめに遭い、孤立していた少年の姿が浮かび上がってきた。犯罪歴はなく、過去の大量射殺事件を引き起こした多数の銃撃犯と同様に、銃の権利を優先する政治体制の中で銃と弾薬に興味を持ち、合法的に手に入れていた。

>容疑者のことを知る同級生などはほとんどが、ラモス容疑者は人との付き合いがほとんどなく、孤立していたと証言する。

>テキサス州公衆安全局によると、ラモス容疑者は地元の高校に通い、祖父母と暮らしていた。友人はなく、犯罪歴も、ギャング集団との関係もなかった。

>日中は近くにあるファストフード店のウェンディーズでアルバイトをしていたといい、「物静かであまりしゃべらないタイプだった。他の従業員との付き合いもなかった」「ただ働いて、給与をもらうだけだった」と同店のマネジャーは話す。

>元同級生はラモス容疑者について「ひどいいじめを受け、さんざんからかわれていた」と証言。着ている衣類のことや、家庭の経済状況のことで馬鹿にされ、「実際のところ、学校銃撃犯とか呼ばれていた」と振り返った。

>体育の授業が一緒だったというユバルディ高校の最上級の男子生徒はCNNの取材に対し、ラモス容疑者はとても静かで、いつも1人でいたと振り返った。同学年の女子生徒は「みんなに好かれていなかった。みんなが彼をからかったり、けんかしたがったりした」と話し、その理由は分からないと語った。

>同級生だった元友人は、ラモス容疑者から1年以上前に、同容疑者が誰かとけんかしているスナップチャットの動画が送られてきたと打ち明け、「学校ではいつもけんかしていた」と振り返った。