今月、東京・東村山市の住宅で60代の夫婦と息子2人のあわせて4人が死亡した火事で、24日、住宅の解体作業中に新たに1人の遺体が見つかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は別の場所に住んでいたとみられる三男ではないかとみて身元の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。

今月9日の未明、東村山市多摩湖町の2階建ての住宅が全焼し、この家に住む60代の夫婦と36歳の次男、26歳の四男のあわせて4人が死亡しました。
死因はいずれも一酸化炭素中毒だということですが、1階の玄関付近から灯油の成分が検出されたほか、火事の直前、警視庁のホームページの投稿欄に「心中する」という内容のメッセージが送られていたことなどから、警視庁は無理心中を図ったとみて調べています。

現場の住宅では火事から2週間余りがたった24日、解体作業が行われましたが、その最中、焼け跡から新たに1人の遺体が見つかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
性別などは分かっていませんが、目立った外傷はないということです。
捜査関係者によりますと、別の場所に住んでいたとみられる三男と火事のあと、連絡がとれなくなっているということで、警視庁は亡くなったのは三男ではないかとみて身元の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。