モヤシも麺も…ラーメンに“値上げの波” 1杯1000円時代も?

総務省の調査によると、中華そばの平均価格は613円で、これまでで最も高値となっています。

らーめんバリ男では、食材の高騰を考えると、本来は、1000円程度の店頭価格が妥当だといいますが、「安くてうまい」を守るため、
現状は据え置きにしています。

「(払うのに)1000円の壁というのはあると思います」

ラーメンに欠かせない麺の値上がりも深刻です。全国100店舗以上のラーメン店に麺を卸す、東京・大田区にある丸山製麺の製麺工場では、
何度も押し寄せる値上げの波に悲鳴をあげていました。

小麦粉を機械に入れて練り、のばして巨大なロール状にします。それを機械に通すと、縮れ麺が完成します。

丸山製麺営業職 丸山健太さん
「昨年に2回(仕入れ価格の)値上がりがありまして、今回で3回目の値上げになります」

生産地の天候不良や、海上運賃の値上がりなどで、先月、輸入小麦が3回目となる値上がりになりました。そのため、
ラーメン店に卸す来月以降の麺の価格も、上げる方針だといいます。

丸山さん
「(ラーメン店への麺価格を)約5%から、商品によっては10%ほどの値上げというのを、お願いせざるを得ない状況になっていますね」

庶民の味方ラーメンが、1000円超えとなる日がきてしまうのでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54f646580a85c7f2c6405c630fb7fcb0a9d34bfb