有吉さん、星新一に予言されていた…
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
星新一「末路」
いつかビッグになってやるぜ!が口癖だが何もしない青年、
ある日芸能マネージャーに拾われてワイドショーの1コーナーに出させてもらう。
世間の矛盾やちょっとした不満をあげつらいこき下ろす台本を与えられた青年、
アドリブを交えて台本以上にうまくやった。
青年は庶民派天才毒舌芸人として有名になった。
マネージャーはラジオとテレビの冠番組を取ってきて、青年は天狗になった。
当初の契約、主にギャラに不満な青年、契約更新を申し出たマネージャーから独立する。
マネージャー、ろくに引き留めもしない。 マネージャーのマンションに居候していたので
とりあえずホテルに期日を決めずに泊まるが、
数日後支配人が、以前から長期の予約が入っているからと退出を求める。
青年、あっさり承知して他のホテルに予約の電話をかけるがどこも満室。
偽名で予約しても、フロントで断られる。
そういえばホテル業界をネタにした事もあったな、
今は充電期間だがまたゴールデンタイムに復帰したら覚えてろよ、と思って
不動産屋で賃貸を探してもうまくいかない。
「あなた様のようなセレブが千三つ屋風情に何の御用で?」
タクシーは乗車拒否。
「どうせ私どもは雲助駕籠かきでございますよ」 評判のいい歯医者でいい加減な治療をされる。
レストランでは無視される。
マネージャーに頭を下げてみたが鼻で笑われる。
あの芸風は敵を作りやすいし旬は短い。
顔出しのリスクも考えずにこちらのシナリオに乗っかってくれるバカのおかげで
稼がせてもらった。もう用はない。
警察に行けば被害妄想で片付けられ、人権派弁護士に泣きつけば
「三百代言に今さら何を仰るのです」
と鼻で笑われる。
顔を変えてくれ、と美容外科に泣きついても叩き出される。
しぶしぶ手術を引き受けた医者は、
手術中に何があっても文句をつけない、という誓約書を求めた。 麻酔が効くのを待ちながら青年は思った。
…ひょっとこみたいな顔にされるのかな、それとも手術中に「自然死」かな。
…検死、ダメだ駄目だネタにしたんだっけ。葬儀屋も葬式仏教もネタにしたな、そーいえば。
…神も仏もバカにしたな、閻魔様も三途の川の渡し守も… >>6−9
もうすぐオチって時にアホなツッコミ入れるなよ 絶対星新一は書かないわ
そもそも星新一が生きていた時代のテレビはまだ品格があった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています