2021年3月期決算で、フジ・メディア・ホールディングスの経常損益は222億9500万円にとどまった。前期比36%の減収で、これでは大規模なリストラをおこない、人件費削減に動いても不思議ではないが――。ことはそう単純ではないと、この関係者が続ける。

「5月12日に発表された2022年3月期決算を見ると、事情が大きく違ってきたのがわかります。

 経常損益は455億3400万円。これはなんと、前期比104.2%増という数字で、つまり前期の倍以上の利益を叩き出したわけです。これだけ儲かっていれば、1人1億円という莫大な “特別優遇加算金” だって問題なく払えるでしょう」(同前)

 実は、フジテレビだけでなく、すべてのキー局の利益が爆発的に増えている。2022年3月期の経常損益は、

・テレビ東京ホールディングス:71.5%増の91億5900万円
・テレビ朝日ホールディングス:47.1%増の264億4300万円
・TBSホールディングス:59.7%増の307億700万円
・日本テレビホールディングス:51.0%増の648億3800万円

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0e18428b0f4accae01b1c2ea171b099701b6b90