0001風吹けば名無し
2022/05/13(金) 01:32:24.80ID:osg4fPzT0そう呟くと、男は壁を叩きつけた。そして、男は涙を流した。
「なんでだよ……俺はただ……」
男の嘆きが部屋に響く。
その嘆きに答えるように扉が開く。
「あーら? まだいたのね」
女は男を見るとニヤリと笑った。
「誰だ…?」
男は涙を隠すように声を絞り出す。
「私の名前はメイガス。あなた達で言う悪魔よ」
「お前も俺を殺しに来たのか!?」
男は叫ぶ。しかし、メイガスと名乗る女性はクスクス笑うだけだ。
「殺しには来ないわ。でも、あなたの願いを叶えてあげる」
「どういうことなのー!??」
男はそう叫ぶと、素早く服を脱ぎ捨て陰部を激しく振り回した。
「ダメなのダメなのダメなのよ~!!」
男の絶叫が、静まり返った部屋に響き渡った。
「それで、どうするんですかこれ?」
「えぇっと……まぁいいじゃない! それよりほら! 早く行くわよ!」
メイガスは慌ててその場から走り去った。
「あっ! ちょっと待ってくださいよ!」
そして、少年もまた陰部をさらけ出す。
「見て見て!大人ちんちん!大人ちんちんだよ!」
少年の陰部は、明らかに包茎だった。皮を被ったそれはまるで子供のそれである。
「何やってるんだあの子達は……」
その様子を見た男が呆れた顔で呟く。
「全く……あいつらは本当に子供なんだな……」
そう言って、男は再び部屋に戻った。