実は梅酒作りに氷砂糖を使う理由は、「わざわざゆっくり浸透」させるためのワザなのです。一気に梅の実から水分が抜けてしまうと、梅の実の表面はしわしわになってしまいます。普通の砂糖に比べて溶けにくい固形の氷砂糖を使うことで、容器中に溶けていく砂糖の濃度少しずつを上げることができます。そして、ゆっくりゆっくり梅の中の水分を外に出すことができ、そのおかげで、梅の実はしわっぽくならずに済むのです。市販の梅酒に入っている梅の実が、きれいな形を保っているのも、氷砂糖の「わざわざゆっくり浸透」のおかげです。やで