桜「私、危ないからって調理場に入れてもらえないからお料理の練習出来ないの」

俺「姫は……いやさくらは別に料理が出来る必要は無いんじゃないか?」

桜「もう、必要があるかないかは問題じゃないの!…それに、その小狼に……」

俺「俺に??」

桜「そ、そうお兄ちゃんとかに自分で作ったお料理食べさせてあげたくて!」

俺「さくらは偉いな。……じゃあ、俺と一緒に練習してみるか?」

桜「え、いいの!?」

俺「ああ。ただ、怪我だけには気をつけてくれよ。一国の姫君に怪我をさせたと知られれば俺はどんな罰を受けることになるか…」

桜「う、うん気をつけます……」

俺「はは、冗談だよ。ただ本当に怪我には注意してくれ」

桜「うん!ありがとう、小狼!」

この笑顔を見るだけで疲れなんてすぐ吹っ飛んで行ってしまうんだから、俺は現金な奴だなぁ…