北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、海上保安庁は水中カメラを使って撮影した船内の画像を公開しました。しかし、現在のところ人の姿は確認できていないということです。

海上保安庁が新たに公開したのは、道警が水中カメラを使って撮影した「KAZU 1」内部の画像10枚です。

海上保安庁によりますと、水中カメラは船体左側の開いていた出入り口から、3日午後5時17分ごろ、客室内部に入ったということです。

公開された画像からは、船の中に白い客席が並んでいる様子や、天井から電気の配線ケーブルが垂れ下がっているのがわかりました。さらに、客席の最前列付近やカメラが入った出入り口付近で、救命胴衣が少なくとも2着見つかりました。

海上保安庁によりますと、船内すべてを確認できたわけではないということですが、人の姿は確認されていないということです。

また、観光船は水深およそ115メートルの海底に沈んでいて、潮の流れが速いことなどから、船内の捜索は難航しているということです。

そんな中、海上保安庁は乗客家族にも船内の写真を示しながら「行方不明者の手掛かりはなかった」と説明しました。

海上保安庁などは、5日も水中カメラによる捜索を続けるということです。

だってよ!絶望やで!