北海道・知床半島の沖合で、乗客と乗員合わせて26人が乗った観光船が消息を絶った事故。今回、事故を起こした船長は、去年の6月にも、同じ観光船で座礁事故を起こして、書類送検されていました。その時の乗客が取材に応え、「船長は泣きながら謝っていた」と当時の様子を語りました。

■不明者家族…少ない情報“不満の声”

 24日夜、乗客の家族が、行方不明者の捜索拠点となっている斜里町に駆け付けました。

 説明会には、観光船の運営会社社長と町長が出席。家族からは、捜索状況の説明に対し、不満を訴える声が上がったといいます。

 斜里町・馬場隆町長:「朝から残念な結果が出てきているわけですけれども、一切それに対しての情報がない。せめて、自分たちが(遺体を)見れば自分の家族、親戚であれば分かる。『会わせろ、会わせてほしんだ』という、切ない訴えでありました」

 北海道・知床半島の沖合で、乗客乗員26人を乗せたまま、消息不明となった観光船「KAZU 1」。オレンジ色の救命器具が、知床岬周辺の至る所に漂着しています。「KAZU 1」と、船名が記されているものもありました。

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