スポーツ界にも性加害…日本ボブスレー連盟が男子選手の「レイプ未遂」を隠蔽!現役日本代表が実名告発


 事件が起きたのは数年前のこと。練習後にコーチ提案のもと、リフレッシュ目的で開かれた宴会で、男子選手のAが、その飲み会にはいなかった女子選手のBさんに好意を持っていることを浜野選手らに打ち明けたという。

「宴会後に宿泊所に戻ると、ロビーでBさんとAが話をしていたので、僕らは自分の部屋に戻ってすぐに寝ました」

 しばらくしてBさんからLINEで「すぐ部屋に来てほしい」と、別の選手宛てに助けを求めるメッセージが届いた。

「『今行く』と返信して彼女の部屋に駆けつけると、Bさんが部屋から飛び出てきました。あとを追うように出てきたAに『何をやっているんですか』と問い詰めましたが、泥酔している様子でした。Bさんは『押し倒され、服を脱がされそうになった』と震えていました。

 Aは100kg超の大男なので、いくらアスリートといえど、Bさんは逃れるのがやっと。Aが『宿泊している部屋に入れなくなった』と言って、Bさんの泊まっている部屋に入って来たのだと泣いていました。困っている仲間を見て、断われなかったのでしょう」(別の代表選手)

 事件を知った日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟(以下、連盟)は、宴会に参加していた男子選手のうち、Aと浜野選手を含む4名を呼び出し、連盟の北野貴裕会長(北野建設社長)をはじめ、ほかの幹部や弁護士が同席して、個別に事情聴取をおこなったという。

「Aはすぐに除名処分になりましたが、『ほかの代表選手から宴席でそそのかされて無理やりやらされた』と弁明したため、何もしていないのに僕を含め2名が戒告処分になりました。納得いきませんでしたが、連盟に逆らえば自分の選手生命もここで断たれると思い、やむを得ず始末書を書きました」(浜野選手)


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