日本サッカー協会の田嶋幸三会長(64)が、2試合連続完全投球≠ナ注目を集めるプロ野球ロッテ・佐々木朗希投手(20)を絶賛し、その育成法をサッカー界でも参考にする方針を示した。

 19日に取材に応じた田嶋会長は、13日のオリックス戦での完全試合に続いて20日の日本ハム戦でも8回まで完全投球を披露して日本中にフィーバーを巻き起こしている佐々木朗に言及。
「佐々木くん(の試合)は僕だって見た。やっぱり、あそこで代えるというのは僕だったらできなかったかもしれないなと思いつつ」と日本サッカー界のトップながら野球界の超逸材に虜になっている。

 そして、佐々木朗が大船渡高時代に絶対的なエースとして活躍しながら、けがを防止するため体になるべく負担がかからないように起用されていた点に着目。
「思い起こせば、花巻東との甲子園出場がかかった決勝戦で、使わなかったじゃないですか。そう考えると、我々もどうやって選手を育成していくんだというところは見習わなきゃいけないと思った」と考えを明かした。