米ケンタッキー州の男性が、自分が望まない誕生日のサプライズパーティーを職場で開かれたためパニック発作が起きたとして訴訟を起こし、勝訴した。会社側は、総額45万ドル(約5700万円)の賠償金の支払いを命じられた。

訴えを起こしたのは、ケンタッキー州在住のケヴィン・バーリングさん。勤務先の医療検査会社グラヴィティ・ダイアグノスティックス社で2019年、自分が望んでいない誕生日のサプライズパーティーを開かれ、パニック発作が相次いで起きたと主張。また、同社が障害を理由に差別行為をとったとした。

バーリングさんは事前に、ストレスや不安を誘発する恐れがあるとして、誕生日のパーティーは開かないよう会社側に伝えていたという。

会社側は、精神的苦痛に対して30万ドル(約3800万円)、不当解雇による逸失利益に対して15万ドル(約1900万円)と、総額45万ドル(約5700万円)の賠償金の支払いを命じられた。

グラヴィティ・ダイアグノスティックス社は、不正行為は一切なかったと主張している。

何があったのか
ケンタッキー州ケントン郡の裁判所に提出された訴状によると、不安障害を患うバーリングさんは、パニック発作を引き起こした

https://www.bbc.com/japanese/61146272