[東京 19日 ロイター] - 19日の株式市場で、東証プライム市場上場の吉野家ホールディングスは続落し3%超安。午前10時現在、東証33業種の小売業で値下がり率上位を推移している。16日に開催された早稲田大学の社会人向け講座での常務取締役の不適切発言が明らかになり、嫌気されている。

市場では「3月に続く炎上騒動で、企業統治の欠如を疑わざるを得ない事案。今回の騒動を受け売り上げ減少も懸念されている」(国内証券)との声が聞かれる。

同社はホームページ上で「多大なるご迷惑とご不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。複数のメディアによると、吉野家は19日に都内で新商品発表会を予定していたが、騒動を受け中止したという。

https://jp.reuters.com/article/yoshinoya-stock-idJPKCN2MB03K