なかには、自分の子供の使用済みマスクを売る女性もいる。
実際に小学校低学年の娘の使用済みマスクを売る専業主婦のBさん(34)が語る。

「『#JS』という女子小学生を示す隠語のハッシュタグを載せ、
意味のわかる買い手さんだけに買ってもらいます。
30代主婦の私のマスクはほとんど売れませんが、
娘のものは声がかかる。娘には伝えていませんが、夫からは許可をとっています」

都内のあるブルセラショップ店員は、業界では主婦層の「回帰現象」がよく見られるという。

「学生時代に小遣い感覚でブルセラをしているとその金銭感覚が根付いてしまうのか、
30代になってから再度下着を売りに来る女性は多い。
子供の着用済み下着やマスクを売るのも、その感覚の延長線上だと思います」

未成年による着用済み下着等の売買行為は各都道府県の青少年育成条例で罰せられるが、
マスクはまだその対象外。早期の対策が求められる。