ADHDの人は、異性との対人関係にも特徴があることがわかっています。アメリカの心理学者ラッシー・バークラオらの研究(『Adult Outcome of Hyper Children Pray: Adaptive Functioning in Major Live Activities.』2006年)によれば、ADHDの人とそうでない人を幼年期から青年期まで追跡したところ、ADHDの人は、そうでない人と比べてとても早い時期に性交渉を持っていました。

また、性感染症にかかる割合はADHDの人の方が約10倍高いこと、ADHDの女性の場合は20歳までに妊娠する確率が約13倍高いことが報告されています。