映画撮影の大変だった部分へ

「自分を見失うことがあまりなくて……あることはあるんですが、どうしようもないことをしてしまったり、甘えの部分とかで、1
0数年空手をやってきて人に弱みを見せるなとか、涙を見せるなとか、男はこうだと叩き込まれてきたので」
という横浜自身のバックボーンがあるため苦労したという。

 そこで李監督の提案で

「(広瀬すずに)膝枕してもらって。2人で同じ時間を過ごすことを頂けたので少しずつ距離感を詰めていって。甘えるということもしました」という横浜。

このことに広瀬は、「リハ室で30分くらいやりました。お互い極度の人見知りで、膝に頭を乗せたおきに、全体重を乗せてくれるのかなと思ったら、体重を乗せないようにしてくれていて。そこから敬語をやめて話をしようとなって。肉体的に接触するだけで、心の距離感などは違いましたね」と、いい効果が出たよう。

ここで李監督が「気持ちよかったでしょ?」というと、
横浜は生真面目にうなずきつつ、「収穫がありました」と、演技にプラスに働いたそうだ。