「人魚ミイラ」霊長類と魚類の特徴 倉敷芸科大が中間報告、うろこや針見つかる

研究は、同大教員や民俗学者らでつくるチームが2月にスタート。表面観察やエックス線CT検査などで外観や身体構造が判明した。

 報告によると、上半身は正面を向く眼窩(がんか)や5本指の両腕、頭髪などがあり霊長類を、下半身は背びれや尾びれを持ち、うろこに覆われ魚類を思わせる外観。歯は円すい型で、臼歯に相当するものがないなど肉食性の魚類を想起させるという。

 CTなどの調査では、内臓は確認できない▽抜け落ちた体毛に哺乳類同様のキューティクルがある▽首と背びれに金属製の針が刺さっている―といった事実が分かった。腕や肩、頬などには下半身とは形の異なるうろこが確認されている。

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