西島は「アカデミー賞に行くまでは緊張するだろうと思っていましたが、意外に緊張しなかった。今日の方が緊張しています。アカデミー賞は、お互いに称え合う場で、居心地がよかった。スピルバーグ監督を始め、いろんな方に会いましたが、前日にジョン・カサヴェテス(監督)のお墓参りに行ったときが驚くくらい心が動きました」と振り返った。撮影にあたっては、カサヴェテス監督、ロベール・ブレッソン監督の作品を見て、役に臨んだそうで、感慨深かったようだ。

 式典ではウィル・スミスが妻に対して侮辱的なジョークを口にしたプレゼンターのクリス・ロックに平手打ちを食らわせるハプニングもあったが、西島は「たまたま、チームでトイレに行って、見逃しました。まったく知らずに、日本に帰ってきて、後から知ったので、みなさんと同じような状況です」と話した。