0001風吹けば名無し
2022/04/07(木) 08:39:41.38ID:tr9ovlLu0岡山大学病院歯科・予防歯科部門を受診した60歳以上の患者を対象に、フレイル評価をした上で健康だった人97人について口腔機能や歯の状態、歯周状態を調べました。
口腔機能では、舌の背側の細菌数▽口腔水分▽舌圧▽咬合力▽咀嚼能力▽嚥下機能▽ODKを検査しました。ODKは、唇の運動機能を反映する「パ」、前舌の運動機能を反映する「タ」、後舌の運動機能を反映する「カ」について、それぞれをできるだけ早く5秒間繰り返し、発音回数を調べる検査です。
2年後、97人は健常群63人(うち男性は21人)、フレイル群は34人(うち男性13人)で区分されました。さまざまな要因を分析すると、「タ」を発音する能力は2年後のフレイル状態との関連性が強いことが判明しました。
2年後も健康な人は、1秒に平均して6.3回発音できたのに対して、2年後にフレイルに陥った人では5.9回で、舌の動きがやや衰えていたことが判明。発音能力と未来の健康状態は深く関連しているとみられます。