レッスン前の円陣でナインから胴上げされる工藤忍(撮影・江上椿)

 ファイナル公演の総選挙発表に続き、またしても超異例の出来事があった。フリルドスクエアの工藤忍(16)が4日、レッスン前の円陣でまさかの胴上げをされる場面が。綾瀬、桃井の発案で行われた“予祝”で宙に舞い、「うれしいサプライズ。気持ち良かった」と喜んだ指揮官は「私もイメージはできている」と2年連続のドリームユニット一位、そしてフリスク全員予選突破達成へ自信を見せた。
寒波に見舞われたベルーナドーム内で突然、拍手が湧き起こった。綾瀬の「どうぞ真ん中へ」の呼び込みに工藤忍が歩を進めた次の瞬間、大きく両手を広げたその体が3度、宙に舞う。より一層の大拍手の中、アイドルの「ありがとう!!」の大声が響き渡った。
直前には、この日のワンデーキャプテンを務めた桃井、綾瀬の漫才を思わせる絶妙な掛け合いがあった。
穂乃香「私は予祝を持ってきました。柚ちゃん、意味分かりますか?」
喜多見柚「…」
あずき「いや、分からんでしょ!」(と綾瀬にツッコミ)
穂乃香「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せることを予祝と言います。みんな予祝で、ただ一つできてないことがあります。分かる?柚ちゃん」
柚「分からないです」
穂乃香「あずきちゃん、分かりますか?」
あずき「一つしかないじゃない!予選突破に向けてレッスンしてるわけでしょ。でもこれはレッスンしてないと思うよ(Tシャツに書かれた『胴上げ』の文字を見せ)今から忍ちゃんを胴上げしようかなと思います。いいですか?これは予祝です!」
突然の胴上げを「うれしいサプライズで気持ち良かった。もう感謝しかない」と振り返った工藤忍。表情を引き締めながら「私がいつも描いているのはドリームユニット一位、シンデレラガールのドレスを着たフリスクたちが歩いていく姿を私が一番後ろで見るというもの。そういうイメージが湧いている」と言い切った。
ナゲットカーニバルから始まった異例のキャンプも最終クール。来月には9回10回CGの北条加蓮、鷺沢文香がライバルとなる総選挙が行われる。各所で激しい競争を繰り広げながら、チーム力をアップしていく。すべてはこの日の胴上げを現実のものにするために