反省感謝

新しいアルバムを出したのにまた「“スペシャル番組”で「強く儚い者たち」だけを歌うしかないという事態に 正直、残念な気持ちを抱いていて、あれから25年こうして音楽を続けてきたのにいまだこの曲にしか需要がないことがいつも悲しくて、 どうしてこの曲ばっかり歌わせるんだろう?と苛立っていて。

でも、この曲のミュージックビデオをリニューアルしたことによって ダンサーのみんなのすてきな踊りを見てもらえるというのが 心の支えでもあって、そのダンスを見てもらえるならばこの曲を歌う意味もある。と自分に言い聞かせて、 でもやっぱりまた挨拶だけかっと感じていて。

半分ふてくされた気持ちで 数日前にチームラボの下見に行きました。← 今日テレビで 歌った場所そこで私は、プロジェクションマッピングの仕組みが見え方、 衣業への反映具合いやその他提案等々を熱心にアテンドしてくれるスタッフの女の子に会いました。
ふとした時に彼女がCoccoを昔から聴いていて Cちゃんが出演した映画も観に行ってくれていて、そして強儚を歌う本番の日も立ち合うので「とても楽しみで、よろしくお願いします」と言われた時.. なんていうかな。さっきまで半分ふてくされてたはずの私は 瞬時に心を入れ替えることができました。

透明感ある歌声と褒めてもらうことがある Cocco だけど 私自身はそんなに純粋で透明な人間ではなくて グレングしたダークサイドを持っていて 全然立派な人間ではないです。
よくできた人みたいにいつも感謝の心を持って25年前のヒット曲を歌い続けてきたわけではないです。
ただこうして行く先々で出会いに恵まれて今こうしてここに立っていられるんだと思いますCocoo自身ではなく、Coccoのまわりに幸運にも純粋な気持ちがあふれていて、そういう人たちがいて、 それに触れることによって私も透明な心にしてもらっているんだと思います。
あやうく、半分ふてくされて救うところでした。でも、色々な人の純粋な気持ちによって救われました。

番組側のスタッフもレコード会社のスタッフもどうしたら チームラボの空間を使って 獲僕を最大限に良くテレビの向こう側へ届けられるか。真剣でした。
振付の真由ちゃんはじめダンサーのみんなも本当に心を注いでくれました。
私は一生懸命歌を歌おうと思いました。 こんな私をずっと見届けてきてくれたみんなにも、 今、初めて目にする人たちにも心からの感謝を込めて歌おうと思いました。
やっぱりありがとうしかないな。といつも思います
いつもいつも
いつもありがとう
こっこより ×
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