ウクライナのキーフ(キエフ)近郊の都市で、女性市長とその家族が、処刑スタイルでロシア軍に殺害されたことが住民の証言で明らかになった。遺体は穴に投げ込まれたという。

4月3日のAP通信の報道によると、キーフ近郊に位置するモティジン市のオルガ・スチェンコ市長は、ロシア側の要求を拒否したため、夫と息子と共に射殺されたという。この証言をした住民については、安全を確保するために「オレグ」という名の男性とだけ報じられた。


オレグがAP通信に語ったところでは、ロシア軍はモティジン全域の地方公務員を標的にし、協力しない者を殺害した。市長とその家族は射殺された後、ロシア軍が占拠していた3軒の家屋の裏の敷地にある穴に投げ込まれたという。

オレグの証言以前、スチェンコとその家族は3月23日にロシア軍に誘拐されたと報告されていた、とAP通信は指摘した。

ウクライナのイリーナ・ベレシュチュク副首相は、この報道を受けて、市長が殺害されたことを確認し、現在ウクライナ全土で、11人の市長や地域のリーダーがロシアに拘束されていると述べた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/06fff01e4a47ab7e8efc84d8391d5b3d51e8e7b5