障がいを負った元消防士『ELDEN RING』を“息”だけでクリア―2本のチューブで巧みにゲームをプレイ

中国動画配信サイト「bilibili動画」にて、身体不随を患った元消防士の朱銘君さんが“息”だけで『ELDEN RING』をクリアする動画を公開しました。

朱さんは、2013年に勤務中の事故から首から下が麻痺する重傷を負いました。現在は事故当初よりある程度回復したものの、人工呼吸器によるサポートが必要な状態です。

そんな朱さんですが、3月中旬のストリーミングにて『ELDEN RING』をクリアする偉業を達成しました。彼が当時使っていたのは、“息”に反応するカスタムメイドのコントローラー。2本のチューブに異なる組み合わせで息を吹き込むことで、ゲーム内の様々なアクションに反映しているそうです。

当初は母親から操作を手伝ってもらっていたものの、最終的には完全にコツをつかみ、魔術特化のビルドでカメラを制御しながらラスボスを撃破しました。

なお、彼は事故当初に会った心理学講師の影響で、2016年に心理コンサルタントの国家資格を取得。現在は心理的ワークショップを開く予定とのことです。