テスラに限らず、EVはメンテナンス費用が高い。河南広播電視台の番組によると中国EVメーカー「NIO(蔚来汽車)」では、事故による左前タイヤのパンクとホイールの損傷で修理費用が14万元(約260万円)に達した。中央財経の報道でも、中国の自動車メーカー北汽集団(BAIC Group)傘下の「北京新能源汽車(BAIC BJEV)」でも、所有者が購入して3年で電池交換しようとしたところ、電池の費用は4万元(約70万円)で車の価格(7万元、約130万円)の半分以上になることが分かった。

自動車のアフターサービス業務に長年従事する何涛氏は自動車関連メディア「未来汽車日報」に対し、新エネルギー車の部品価格が高いことがメンテナンス費用が高くなる大きな原因の一つだと話す。自動車保険の調査機関「Zimlon」がテスラの部品のコストを分析したところ、モデルSではボンネットが1300ドル(約15万円)、フロントバンパーが1650ドル(約19万円)、リアドアは930ドル(約11万円)、サンルーフは4500ドル(約53万円)とどれも価格が高かった。