0001風吹けば名無し
2022/04/02(土) 23:10:10.68ID:vc0bqW7Ydエイプリルフールの日に「同性愛」をネタにし、論争が広がる事態は過去にも起きている。何が問題なのか?
性的マイノリティに関する情報を発信する「fair」代表理事の松岡宗嗣さんは、今回の投稿に対し「マイノリティの特性を一方的に利用し、消費していると言わざるを得ない」と話す。
乃木坂46の秋元真夏さんは4月1日、自身のInstagramに「この度、友人の生田絵梨花と式を挙げました」とつづり、ハッシュタグ「#エイプリルフール」を添えた。
秋元さんは生田さんと2人で写る2枚の写真をシェア。そのうち1枚では、生田さんが白いドレスを着用し、秋元さんと腕を組んでいる。
この投稿に対し、SNS上では「同性愛をネタとして消費している」と批判する意見がある一方で、「何が問題か理解できない」との声も上がっている。
エイプリルフールは「嘘をついても良い日」という風習がある。
松岡さんは、「『嘘』でより多くの注目を集めるためには、『あり得ないこと』が冗談としてネタに利用されやすく、差別意識や偏見が顕在化しやすい」と指摘する。
「同性愛をエイプリルフールのネタとする発想は、同性愛を自分にとって『あり得ないもの』と想定していることから生まれます。こうした“冗談”を言った後、例えば『おかしい』『気持ち悪い』といった否定的な反応があっても、同性愛を利用している人自身は『あくまで冗談』なのでダメージを受けませんし、実際の同性カップルではないので、当事者が受ける制度的な不利益も一切発生しません」
「一方で、同性愛者は当然、エイプリルフールを過ぎたら同性愛者じゃなくなるわけではありません。日々、社会から様々な差別や偏見を向けられている現状があります。ネタにすることで、当事者に『私たちはいないことにされている上、笑いや冗談のネタとして消費される存在』というメッセージを送ることになる。マイノリティの側の生活を脅かす構造や抑圧に加担することにもつながりかねません」