パオロ・マッツァリーノ

日本文化史の研究家であるパオロ・マッツァリーノは、「禁煙ファシズム」という主張は歴史的観点から無理のある詭弁であるとしている。 明治以降の新聞記事を調べた結果、明治時代には既に都市部の電車では車内禁煙が進められており、当時から禁煙を守らない喫煙者によるトラブルが絶えなかったという。
1925年(大正14年)3月1日には省線内での喫煙が多くなって苦情が増えたため、「たばこご遠慮ください」の貼り紙がされたと報じられるも、掲示を無視して喫煙を行う喫煙者は絶えず、新聞投書欄でも話題となり、1930年(昭和5年)11月26日付け東京日日新聞では「ご遠慮ください」が「絶対禁煙」に改まったと報じられている。
そうした周囲への気遣いが出来ない喫煙者が明治以降100年近く幅を利かせ、あまつさえ注意されると暴力を振るう喫煙者による事件は突出して多いという事実から、喫煙者は肩身の狭い思いをしている無垢な被害者ではなく、規制されるのは自業自得であるとしている。

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