福岡市中央区の唐人町商店街の振興組合が、3月に破産していたことが分かりました。商店街の振興組合の破産は、全国的にも珍しいということです。

関係者によりますと、福岡市中央区の唐人町商店街振興組合は、2010年に始めたポイントカード事業で、参加店舗が集まらず頓挫し、借入金が返済できなくなりました。

裁判所の破産手続き開始の決定を受け、3月に破産しました。負債額は約1555万円でした。

振興組合には、商店街の約60店のうち、約20店が加入していましたが、店の営業に影響はないということです。

振興組合は1990年に発足し、ホークスの優勝セールなど商店街でのイベント運営を担ってきました。今後のイベントは当面、商店街の別の組織が担当します。

全国中小企業団体中央会によりますと、商店街の振興組合の破産は全国的にも珍しいということです。