オーストラリア政府、毒入りソーセージを飛行機から撒き、野良猫200万匹を駆除へ

毒入りソーセージで野良猫を駆除
その駆除方法とは、毒入りソーセージを食べさせること。『ニューヨーク・タイムズ』によると、そのソーセージはカンガルーの肉、鶏の脂肪、スパイスやハーブから作られ、食べると15分以内に死に至るとのこと。野良猫の生息地で1kmの間隔で、この毒入りソーセージ50個を飛行機から撒く。担当者は「このソーセージが猫の最後の食事です」と語っている。

野良猫によるオーストラリア固有種の危機
猫は2世紀前、入植者によってヨーロッパからオーストラリアに持ち込まれた。それ以降、約20種の動物を絶滅させてきた。オーストラリア環境省の絶滅危惧種担当官のグレゴリー・アンドリュース氏は「私たちはオニネズミ、ワル(黒足のイワワラビー)、ヒメフクロウインコなど、私たちが愛している国を象徴する動物たちを守るために、選択をしなければならない」と、野良猫が固有種にとって最大の脅威であると述べた。「私の利益や好みで駆除するわけではない」とも。

オーストラリアは長い間他の国から切り離された島国であり、オーストラリアの哺乳類の80%、鳥類の45%が固有種である推定されている。調査によると、猫はオーストラリア全土で毎年3億7700万羽の鶏と6億4900万羽の爬虫類を殺しているという。

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