ダンゴムシはどこでもよく見られる印象の生き物ですが、昔から日本に生息していたのでしょうか。

「私たちが市街地や家のまわりで目にすることができるダンゴムシの99.9%は外来種で、地中海沿岸を原産地とするオカダンゴムシがその代表です。

どのようにして日本に渡ってきたかはよくわかっていませんが、およそ100年前の大正時代には外来種であるオカダンゴムシの存在が確認されています。輸入植物が収められたポッドの土の中などに潜んで上陸し、全国に広まっていったのだと考えられます」(南谷さん)