電気代が9000円→5万6000円に…英国市民を直撃する「ロシア制裁」の大きすぎる代償

https://news.yahoo.co.jp/articles/04b497fbfdbc58c64361e4ef6b653d2b064c24a0

■パン、乳製品、砂糖…あらゆるものが値上がり

 しかし、こうした制裁の効果は、勇ましく最初に打ち出した英国へブーメランのように跳ね返っている。

 ウクライナ危機が目に見える形で庶民のサイフを蝕んでいる顕著な例は、ガソリン価格の高騰だ。前年の3月中旬に1リットル当たり1.24ポンド(当時レートで186円)だったレギュラーガソリンはいまや1.55ポンド(240円)に値上がり、一気に25%も上がった。この先、1リットル当たり2ポンドを超えるとの予想まで出てきている。

 よく知られているように、ウクライナは世界でも有数の穀倉地帯だ。小麦価格の値上がりも顕著で、これにより食品価格の値上がりも避けられない。英国紙デイリーメールが3月8日付でまとめた「今後の物価値上がり予想」はおおむね次のようになっている。

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