ロシア情勢で原料調達の見通し立たず 北海道の水産珍味会社が倒産へ

(株)味の海豊(TDB企業コード:080079888、資本金3000万円、北海道函館市日乃出町20-12、代表佐藤豊氏、従業員12名)は、このほど4月10日までに従業員を解雇し、事業を停止する意向を固めた。

 当社は、1980年(昭和55年)3月の設立。水産珍味の製造販売を主体とし、「数の子松前漬」や「かに松前漬」「ほたて黄金漬」「いか塩辛」などの生鮮珍味(50%)のほか、「つまみたら」や「ワインたら」などの乾燥珍味(30%)、イカ関連商品などのレトルト・缶詰商品(20%)の構成で300内外のアイテムを取り扱っていた。
自社直営店での小売りのほか函館市内の土産品業者、食品問屋などを得意先に、横浜営業所も展開して関東・関西地区での開拓にも注力、2016年3月期には年売上高約7億6600万円を計上していた。

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